ハンドボールのユーゴとは?動きの手順と狙いを動画で解説

ハンドボールの攻撃戦術について勉強していると、「ユーゴ」という言葉を聞くことがあります。 しかし、ハンドボールを始めたばかりの人にとっては、 「ユーゴとはどんな戦術?」 「誰がどこへ動くの?」 「どのタイミングでパスを出すの?」 など、分からないことも多いのではないでしょうか。 ハンドボールのユーゴとは、センターと45度の選手がポジションを入れ替えながら、勢いのある1対1を作る攻撃のきっかけです。 この記事では、ユーゴの基本的な動き方・手順・狙いを動画とともに分かりやすく解説します。 まずは複雑な攻撃の展開ではなく、ユーゴの基本的な動きを覚えるところから始めましょう。 ※ユーゴの呼び方や細かな動き方は、チームや指導者によって異なる場合があります。この記事では、一般的な基本形の一つを紹介します。 ハンドボールのユーゴとは? ユーゴとは、センターと左右の45度の選手がポジションを入れ替えながら、攻撃のきっかけを作るプレーです。 ユーゴでは、単に選手同士が場所を交換するだけではありません。 中央へ走り込む選手がスピードに乗った状態でボールを受け、ゴールに向かって1対1を仕掛けることが重要です。 ボールを受けた選手がゴールへ向かうことで、ディフェンスはその選手を守るために動きます。その結果、ポストや隣の選手が攻めるためのスペースを作りやすくなります。 ユーゴは決められた形から必ずシュートを打つセットプレーというより、ディフェンスを動かして攻撃を始めるための「きっかけ」として使われます。 ユーゴを行う目的と狙い ユーゴを行う主な狙いは、勢いのある1対1を作ることです。 止まった状態から1対1を仕掛けるよりも、走りながらボールを受けた方が、スピードに乗った状態でディフェンスに向かえます。 さらに、センターと45度の選手がポジションを交換することで、ディフェンスに次のような迷いを与えられます。 誰がボールを受けるのか どの選手についていくのか ポジションを受け渡すのか 前に出て守るのか 中央を守るのか ディフェンスの対応が遅れたり、選手同士の間が広がったりすれば、シュートや1対1を狙うチャンスになります。 ユーゴの動きを覚えたら、最終的にはディフェンスの反応を見て、1対1・シュート・ポストパス・隣へのパスなどを選択できるようになることが目標です。 ただし、最初からすべてを覚える必要はありません。 まずは、ポジションの移動とパスの順番を理解しましょう。 ユーゴを始める前のポジション 今回は、次の3人で行う基本的なユーゴを紹介します。 センター 右45度 左45度 最初はセンターが中央に立ち、右45度と左45度がそれぞれ左右に立ちます。 実際の試合では、ポストや両サイドも配置されています。しかし、基本的な動きを覚える段階では、まずフローター3人の動きに注目すると理解しやすくなります。 【動画①:ユーゴを始める前の立ち位置】 動画では、センター・右45度・左45度の位置が分かるように、動きを止めた状態から説明しましょう。 ユーゴの基本的な動き方・手順 ここからは、センターが右45度へパスを出して始めるユーゴの動きを解説します。 手順1:センターが右45度へパスを出す 最初に、センターが右45度へパスを出します。 このとき、センターは最初からパスだけを考えるのではなく、一度ゴール方向を見ながらボールを持つことが大切です。 センターがゴールを見ることで、ディフェンスにシュートや1対1の可能性を意識させられます。 ディフェンスが前に出てこなければ、そのままロングシュートや1対1を狙うこともできます。 手順2:センターが左45度へ移動する 右45度へパスを出したセンターは、左45度の方向へ移動します。 前方へ走り込むのではなく、周囲を見ながら少し下がるように移動すると、左45度の選手が中央へ走り込むスペースを作りやすくなります。 この動きによって、センターと左45度がポジションを入れ替える形になります。 手順3:左45度が中央へ走り込む センターが左側へ移動するのと同時に、左45度は中央へ向かって走り込みます。 ここがユーゴの重要なポイントです。 左45度は、中央へ移動してから止まってボールを待つのではありません。ゴールへ向かう勢いを保ったままボールを受けられるように動きます。 センターが移動してから走り始めるのではなく、センターの移動に合わせて動き出しましょう。 手順4:右45度が中央へパスを出す 右45度は、中央へ走り込んできた左45度にパスを出します。 パスが早すぎると、左45度が中央で止まってしまいます。反対にパスが遅すぎると、ディフェンスに動きを読まれてしまいます。 左45度が中央へ走り始め、スピードに乗るタイミングに合わせてパスを出しましょう…